概要
部門マスターは、「承認フローの設定」と「仕訳データ」に影響するマスターです。
当記事では、それぞれでの ”部門” の考え方と設定イメージについて、
下記の組織図・承認フローの参考図(以下、「参考図」と表記) をベースに、解説させていただきます。
"承認フロー" への影響
〇 前提として
本記事をご一読いただくにあたっては、
承認者を以下の3パターンでの指定が可能であることを予めご承知おきください。
1. 承認グループ:詳細は【 ≪初期設定≫区分>承認グループの設定 】をご参照ください
2. 承認者 :特定のユーザーを個人で、承認者として指定可能
3. 部門 × 役職 :部門と役職の組み合わせで、承認者として指定可能
上記で示している「承認者」の指定方法は、承認フローマスターの設定の一部です。
承認フローマスターの全体的な設定の詳細を知りたい場合は、以下の記事をご参照ください。
【 ≪初期設定≫承認フローの設定 】
〇 ご登録イメージ
承認フローを考慮して部門を作成する場合、
参考図の中で赤文字で記載されている以下の4部門をご登録いただく必要がございます。
・経理部
・営業部 1課
・営業部 2課
・システム開発部
「営業部」自体(=営業部1課・営業部2課の親部門になるもの) の登録については、任意となります。
その理由と詳細については「 ▼設定ポイント 」にて後述いたします。
<パターン1:「営業部 1課」に所属する社員が申請をあげたとき>
▼ 挙動イメージ
「営業部 1課」に所属する社員が申請をあげたとき、承認は以下のように流れます。
承認階層 |
承認者 |
第一承認者 |
[営業部 1課] の課長 |
第二承認者 |
[営業部 1課]と[営業部 2課]が属する 営業部の部長 |
第三承認者 |
[経理部グループ] に所属する3名の経理担当者のうち誰か1名(※) |
最終承認者 |
[経理部] の部長 |
※特定の個人ユーザーを承認者として指名するのではなく、
複数名の中からいずれか1名が承認すれば次のステップに進めるようなフローを組み込む場合には
『承認グループ』の設定が必要です。 詳細は【 ≪初期設定≫区分>承認グループの設定 】をご参照ください。
▼ 設定ポイント
『営業部』という親部門は登録せず、[営業部 1課] [営業部 2課]という子部門のみを登録し、
営業部の部長は [営業部 1課] [営業部 2課]の兼務としてユーザー登録を行うことを推奨します。
| 上記のような登録を推奨する理由 |
|
承認者ユーザー(この場合は営業部 部長) の ”伝票の参照範囲” の権限設定 にあります。 ”伝票の参照範囲” の権限設定 については、以下の3パターンで設定が可能となっており、 多くのケースで、承認者ユーザー(=営業部 部長) は自身の管轄部門に所属するユーザーの伝票を |
その上で営業部の部長が、[営業部 1課]と[営業部 2課] の所属ユーザーの伝票を参照する場合は、
部長自身が [営業部 1課]と[営業部 2課] の兼務としてユーザー登録されている必要があります。
一方で、2部門の兼務設定がされていれば、[営業部] に紐づける必要性はない ということになります。
<パターン2:「システム開発部」に所属する社員が申請をあげたとき>
▼ 挙動イメージ
「システム開発部」に所属する社員が申請をあげたとき、承認は以下のように流れます。
承認階層 |
承認者 |
第一承認者 |
システム開発部の部長である [佐藤さん] |
第二承認者 |
[経理グループ] に所属する3名の経理担当者のうち誰か1名 |
最終承認者 |
[経理部 部長] |
▼ 設定ポイント
第一承認者を「システム開発部 部長」というように 部門×役職 で指定せず、
「佐藤さん」という個人を指定して登録します。
これは、参考図のように ”システム開発部 部長” という同部門・同役職のユーザーが2名いる状況で、
承認者になるのが「佐藤さん」のみであるケースを想定しています。
| 第一承認者を [システム開発部 部長] としていただいた場合 |
|
「佐藤さん」「山田さん」のどちらにも承認依頼が届き、 どちらか1名が承認した時点で次の承認者に伝票が回るような動きになります。 |
"仕訳データ" への影響
〇 前提として
『会計システムに登録されている部門』と『HRMOS経費上で必要な部門』の
登録の粒度が異なる場合にのみ、影響を考慮した設定が必要になります。
同じ粒度でご登録いただいている場合には、以下の内容はご確認いただく必要はございません。
〇 ご登録イメージ
会計システム上では「営業部」として部門を登録していて、
HRMOS経費上では「営業部 1課」「営業部 2課」と分けて登録をしている場合、
以下の図のように、HRMOS経費の部門マスター内の【会計用コード】に
会計システム上に登録されている部門コードに合わせて登録いただくことにより、
仕訳データの作成時に【会計用コード】を優先して出力値として指定することが可能です。
会計システム |
HRMOS経費 |
|||
部門コード |
部門コード |
会計用コード(※) |
||
| 経理部 | 001 | 001 | 001 | |
| 営業部 | 1課 | 002 | 002 | 002 |
| 2課 | 003 | 002 | ||
| システム開発部 | 003 | 004 | 003 | |
※参考:「会計用コード」の設定箇所(部門マスターの設定画面内)